驚いたのは「支出基準がない」ということです。
領収書を見ていくと、市長と同じく市議会議長も、税金で飲むことを躊躇しない様子がよく伝わってきます。
市長と同じく、議長交際費の1/3も料亭・料理店での飲食に使われていたのです。
調査の方法と経過
2006年10月16日情報公開請求。
11月10日、青梅市議会議長交際費の明細(平成14~17年度)が公開された。
重要事項協議の際の賄い代」という項目に不明の点があったので、これらについての資料・領収書などを11月21日追加請求した。また18年10月までの分についても追加請求。
12月13日領収書・支払命令書が公開された。
市内料亭・料理店で飲食の領収書が出てきた。
交際費総額
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項目
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金額
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全体に占める割合
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平成14年度 |
82万8850円
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「重要事項協議のための賄代」
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30万2217円
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約37%
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平成15年度 |
90万7009円
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「重要事項協議のための賄代」
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35万9671円
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約40%
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平成16年度 |
97万9265円
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「重要事項協議のための賄代」
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25万6045円
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約26%
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平成17年度 |
54万 0025円
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「重要事項協議のための賄代」
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8万5466円
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約16%
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この協議の内容について議会事務局職員はまったく知らないという。
市長交際費の時と同じで議事録もない。出席者も不明。
市内の有名料亭・料理店などで行われ、領収書をみると酒を飲んでいる場合がたいへん多いことも判明した。
15年3月24日にはあきる野市の高級料亭でこんな請求書が出されている
山桜コース(料理)
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8000円
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5
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ビール
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700円
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3
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いいちこ
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3500円
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1
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ワイン
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5600円
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1
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梅干・レモン
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1800円
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1
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小計
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53000円
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奉仕料
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5300円
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消費税
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2915円
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計
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61215円
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→紀子のひと言 職員が「まったく知らない」という点では市長交際費と同じ。また利用した店によってはカウンターと座席のみ(ついたてもない)の料理屋もあり、市議会の「重要事項」を話し合う環境??? と驚いてしまいました。
平成16年2月23日、3月29日、6月22日、16年10月4日、17年7月19日の「重要事項協議の際の賄代」は市長交際費と折半していた。問い合わせると市長部局(市長・助役を含む)と行った「協議」だという。
→紀子のひと言 本来は市長部局をチェックする立場の市議会議長がこのような宴席で「重要事項協議」を行うとはとんでもないことです。もちろん領収書からお酒の量を見ると、これは単なる「飲み会」だと分かります。青梅市中枢部をになう人たちは税金で飲むことに慣れきっているようです。
竹内市長は「行政打合せ」(今回判明した市議会議長との飲食の席も5件入っていた)の飲み食いの席について質問状を出したところ、「記録がないので答えられない」と回答している。