落ち葉かき

落ち葉かきが終わったところです。 あーー、せいせいした。

毎冬、小学生の自然教室の一環で落ち葉かきをしています。これが大人気。疲れるのは分かっていてもついついみんな夢中で落ち葉をはき集め、その中に飛び込んだり、袋の中にぎゅうぎゅう圧縮して詰め込んだり、あっという間に時間はたってしまいます。集めた落ち葉は300キロ以上。有機農業をしている方に引き取っていただき、いい堆肥になります。
昭和30年代まではこうした落ち葉かきは大切な農作業の1つでした。わたしたちの祖先は何百年にもわたり落ち葉から作った堆肥で荒地を肥沃な畑や田んぼに改造してきたのです。
落ち葉かきにはもう1つ楽しみがあります。厚く積もった落ち葉が取り除かれると、下に隠れていたさまざまな植物の種たちに発芽のチャンスが来るのです。何年も眠っていた種が目を覚ますこともあり、次の春、数少なくなってきた里山の花たちに思いがけず出会うこともあります。(カタクリなどもその1つです)