今年2008年は世界カエル・イヤーなんだそうです。生態系におけるカエルの意味合いの大きさを理解してくださる方が増えるといいな。青梅でのカエル池プロジェクトは2回目の春を迎え、産卵調査を実施しました。ヤマアカガエル、アズマヒキガエルのたくさんの卵塊と無数のオタマジャクシが確認されました。5つある池は水の循環も良く、大成功。
しかしルンルン気分は調査が進むうち消えていきました。順調に増えていたトウキョウサンショウウオの産卵数が、四月に入ってぐぐっと減ったからです。2つの可能性が考えられます。誰かが卵を持ち去ったか、外来種アライグマが卵を食べたか。あるいはその両方かも。卵はインターネットなど通じて売られているという話も聞きますし、アライグマのしわざでしょうか、頭を噛み切られたトウキョウサンショウウオの成体も見つかっています。自然環境を復元したことにカエルやトウキョウサンショウウオは確実に応えてくれているのに・・・残念でなりません。