ごみゼロ演芸会

粋な方です

なんで《自然を守る》ページに着物を着たおじさんが?  と皆さん思うかもしれません。でも分かる方は分かるはず。青梅出身の噺家、三遊亭歌司(うたじ)師匠です。3月24日市民会館で《ごみゼロ演芸会》という催しがあり、初めてお目にかかりました。

市内のごみ問題を考える市民団体が、究極のリサイクル都市であった江戸を舞台とした落語を通して、消費一辺倒の現代生活を見直そう、と企画した演芸会です。
真打の噺のすばらしさに圧倒されました。どぶろくをすするしぐさのとき、顔が高潮して、酒にありついた酒飲みの幸せがみごとに出ていたのにもびっくり。
《噺》ってこんなにもパワフルだったんだなぁ、と感嘆しました。

ポスターを見て受付に立ち寄られた方が「滝ノ上に住んでいて、歌司さんを子供のころから見ていましたよ。なかなかのいたずらだった。今日は別の用事があり聞きにはこられないと思うが、資料だけでも」とおっしやって、資料代を払っていかれました。歌司師匠を誇りに思っていらっしゃる様子が伝わってきました。